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図5.1.2.3全格子点数と抵抗係数

表5.L2.1最適パラメータ

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(b)特大計算
計算スキームの信頼性検討の一環として、格子点数を極力大きくとる特大計算を実施した。計算にはスーパーコンピュータを用いることとし、NICEコードのベクトル化を実施した。ベクトル化の結果、計算速度はVP−400使用時に14倍に向上した。船型はSR196A船型、レイノルズ数Rc=1.9×10 6(bowからすべて乱流)の条件の下に、格子点数151×81×77の約94万点を用いて、△t=0.002で無次元時間丁:10.1まで計算を行った。
図5.1.2.4にプロペラ断面(x=0.4835)における伴流分布を、実験結果と共に示す。約100万点の計算によっても、実験で得られる伴流分布のくびれにはほど遠い。すなわち、計算結果に見られる船尾伴流分布の不十分なくびれの原因は、格子点数の不足によるものでなく、それ以外(恐らく乱流モデル)にあると言うことができる。

 

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図5.1.2.4プロペラ面伴流分布(x=014835)

(c)船型追従性研究開始時点での計算スキーム(NICE法)・乱流モデル(BLモデル)の、肥大船の船型変化に対する追従性を調べた。船型はSR196A,B,Cの3船型を用いた。結果の詳細は、5.1.4において本SRの成果であるSR222修正BLモデルの結果と共に述べられているので省略するが、計算では船尾縦渦の強さを過少評価するために、プロペラ面伴流分布と形状影響係数共に、船型差の順番は捕

 

 

 

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